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施工例

200系ハイエース エアコンが効かない

200系ハイエース エアコンが効かない修理のご紹介です。
オートエアコン装着車が増えて便利になったこの頃ですがエアコンのガス不足や
コンプレッサーの故障などで真夏にエアコンが効かないと非常につらいものです。
吹き出し口からの風がぬるいまたは全く冷えないでエアコンの修理をするなら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

オートエアコン操作パネルを操作して温度設定をマックスコールドにして風量が全開で
エアコンの作動確認を行うところです。

何回かエアコンスィッチのオンやオフを繰り返しましたがマグネットクラッチの作動音が
確認できませんでしたのでシートを上げてコンプレッサーを確認すると
コンプレッサーは回っておりませんでした。ですのでエアコンは冷えません。

ガス漏れしてガスがなくなりコンプレッサーが回らないかと思いゲージを接続してガス圧を
点検するとエアコンの冷えは弱いかもしれませんが
それなりにエアコンガスは残っていますので故障診断に進みます。

故障診断機(スキャンテスター)OBDポートに接続すると
A/C の故障コード(フォルト2)が2つも入っておりさらに診断を開始します。

故障コードは現在(B1423)冷媒圧力異常と表示しておりますのでさらに診断を
進めていきます。
工場内(屋内)の作業ですのでB1421の日射センサの故障コードは入力されます。

エアコンゲージではそれなりにあったガス圧は故障診断でのデーターでは
エアコンECUには冷媒圧力センサからの入力値がマイナスになっておりました。
そこで考えられる原因としては
冷媒圧力センサ・配線・ECUなどの不良があり詳しく故障診断をしていきます。

考えられる故障がいちばん多い冷媒圧力センサの点検から進めていきます。
冷媒圧力センサを点検するにはフロントバンパーの取り外しから作業開始です。
なれると意外と簡単にフロントバンパーは外れます。

画像からは少し見えづらいですが赤くまるで囲んだ部品が冷媒圧力センサです。

修理書から電圧などを調べます。
1番端子はアースですのでゼロボルト未満であればOKです
2番端子は圧力電圧ですのでガス圧により0.76〜4.74ボルトの範囲内あればOKです。
3番端子はECUからの電源ですので4.75〜5.25ボルトの範囲内であればOKです。
それぞれの電圧測定開始です。

1番のアース端子は0ボルトで3番の電源端子には4.9ボルトの電圧がかかっていますので
1番と3番端子の電圧はOKでした。
カプラを外した状態では2番端子の電圧は測定できませんので
カプラを圧力スイッチに接続してときに2番の端子に何ボルトの電圧が出てくるか
測定していきます。

2番端子の電圧開始しております。
画像を撮り忘れましたが出力電圧はないので圧力スイッチの故障です。

エアコンガスを回収して圧力スイッチを外したところです。

新旧部品の冷媒圧力スイッチです。

圧力スイッチ取り付け完了です。

少しエアコンガスを補充するとマグネットクラッチからカチッと音がして
コンプレッサーが回りだしてサイドグラスが白く濁りエアコンガスが流れ始めました。

エアコンゲージの圧力ではまだまだガス不足ですので規定量のエアコンガスを充填します。

規定量のエアコンガスを充填して吹き出し口からの温度は5.9℃と冷え冷えの風が出ており
冷媒圧力センサ交換で
KDH206V トヨタ ハイエースバンの全く冷えないエアコン修理は完成しました。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
TEL:076-222-8318
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