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施工例

ブレーキが戻らない

スズキワゴンR リアブレーキが戻らないで修理のご紹介です。
お客様がタイヤ交換に来られた時に左後ろブレーキが引きずって回らない状態に
なっていましたので、お客様と相談の上ブレーキを修理する事になりました。
車のフロントやリアブレーキが戻らなくてお困りの方がおられましたら気軽に
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

左ブレーキドラムに重いバッテリーをぶら下げても回らない状態にまで
ブレーキが引きずっていましたので、お待ちいただいて修理するには部品などの関係上
時間がかかると予想されましたので、代車に乗って帰っていただきました。

中央部分のロックナットを外して、ブレーキドラムを手で引くと通常では簡単に
ブレーキドラムが外れる予定ですが、ブレーキが引きずってドラムが回らないのと同時に
14万キロ以上走行していますので、ブレーキドラムの内側が段付き摩耗していると考えられ
ブレーキドラムがブレーキシューの角にひっかかり外れないと思われますが、さてどうやって
ブレーキドラムを外すかが問題です。
ワゴンRのリアドラムブレーキの構造が分かっていれば、簡単です。

ホイールボルト(ハブボルト)にホイールナット(ハブナット)を仮に付けてから
ボルトの先端を損傷させないようにハンマーでナットをたたきながら、ブレーキドラムの
内側方向に抜いて下さい。
ボルトが内側に抜けたら、抜けたボルトの穴を利用してドライバーでブレーキ調整用の
パーキングブレーキカムを押し戻して、ブレーキドラムとシューの隙間を作りますが
画像の位置では決してボルトを抜かないで下さい。
なぜならばこの位置でボルトを抜こうとすると、ボルトがパーキンググレーキカムや
ホイールシリンダーなどに当たりますので要注意です。

ワゴンRのリアブレーキは踏むたびにブレーキライニングが摩耗していきます。
ブレーキライニングが摩耗して、クリアランス(隙間)が規定量以上に多くなるとブレーキを
踏んだ時に自動調整してくれる構造になっています。
この位置にクリアランス調整用のブレーキカムがある構造ですから、無理を承知で
マイナスドライバーを押しこんで、カムを戻してブレーキドラムとシューの隙間を広げます。

ブレーキドラムが装着されていれば内部は見えませんが
イメージ的にはこのような感じで、リアブレーキ調整用のカムをドライバーで押し込んで
強制的に戻します。
画像からわかっていただけるかと思いますが、ボルトを抜く時の位置は内部ブレーキ部品に
ボルトが接触しない位置を参考にして抜いて下さい。

リアブレーキ引きずりの原因はパーキングブレーキワイヤーの固着で戻り不良でした。
ブレーキドラムを外して
確認のためにパーキング(サイド)ブレーキレバーを引いてからレバーを戻したところ
後ろ側のブレーキシューについているレバーがこの位置までしか戻りませんでした。

左パーキングブレーキ(サイドブレーキ)のワイヤーが戻り不良を起こしていますので
パーキングブレーキ(サイドブレーキ)
左右のバランスを保っているイコライザーバーがご覧のように傾いていました。

ブレーキライニング(ブレーキシュー)を外して、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)
ワイヤーを交換するところです。

新旧のパーキングブレーキ(サイドブレーキ)ワイヤーです。
見た目ではごく普通に見えますが、内部のケーブルが錆びて戻らなくなっていました。

ワイヤー交換でパーキングブレーキレバーがしっかりと戻るようになり、早期発見で
ブレーキライニングの表面も少ししか焼けていなく交換の必要が有りませんでした。
パーキングブレーキ(サイドブレーキ)ワイヤーの交換だけで修理が終わりましたから
早期発見でブレーキ修理が低価格で完成しました。

次に反対側の右リアブレーキ点検の結果は
後ろ側のブレーキシューについているレバーが確実に戻り、ホイールシリンダーの錆びや
漏れもなく、良好でした。

ブレーキドラムが随分と錆びていましたので、サービス(無料)で耐熱用ブラック塗装をして
ワゴンR(MH22S)のリアブレーキ修理は完成しました。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
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