ブレーキが効かない 修理

助手席のシートを開いてみるとファンベルトが外れていました。

ラジエーターファンシラウドを外したところ、ラジエーターのアッパータンクにファンが挟まって
回らない状態になっておりました。

ラジエーターのアッパータンクに挟まっていたファンをラジエーターが傷つかないように
アッパータンクから切り離して、ラジエーターがさらに傷つかないように段ボールで保護を
しながら、ファンを外します。

クーリングファン＆プーリーを外すと、クーリングファンブラケット回転部分の軸となる部分の
ベアリングが大破した為に、軸が前方に飛び出してファンベルトがプーリーから外れた為に
ブレーキが効かなくなった原因でありました。

ベルトが外れてオルタネーターが回らなくなると、後方に付いているブレーキ倍力装置の
バキュームポンプが動かないので、ブレーキペダルの踏み代が硬くなってブレーキが効か
なくなって大変危険な状態となりますので、異変に気が付いたらまずは点検をする事を
お勧めします。

大破したラジエータークーリングファンブラケットの状態です。

ラジエーターには随分と傷が付きましたが、ラジエーターキャップテスターで圧力をかけて
水漏れがしていないかを点検すると、アッパータンクやコアなどからは水漏れがしていなく
助かった状態でしたので、塗装をしているところです。

クーリングファンブラケットの新旧です。

クーリングファンブラケットの新旧です。
新品部品のクーリングファンブラケットを交換したところです。

クーリングファンに傷が付いたのと同時に翅の部分が曲がってしまいましたので、同時に
交換です。

クーリングファンとファンベルトを交換させていただきました。

ロングライフクーラントを補充して、エンジン＆ウォーターラインのエア抜きをおこなっている
ところです。

最後に運転席シートを取り付けて、ロードテストをおこないブレーキの効き具合を確認して
マツダ ボンゴトラックのブレーキ効き不良修理でクーリングファンブラケット交換は完成
しました。