ブレーキディスクローター＆パッド交換

ブレーキキャリパーを外してパッドの残量を点検すると、パッドは使用限度に達していなく
再使用が可能な状況でしたが
ブレーキディスクローター内側のパッドが磨り減って薄くなっているようにも感じられます。

ブレーキディスクローターの錆が原因でパッドの両サイドが段付き摩耗している状態です。
摩耗限度に達していませんので
パッドの摩材部分（ライニング）は面取り加工をして再使用の予定です。

見た目でディスクローターの内側が磨り減って薄くなっているように感じられましたので
修理書で確認すると
ディスクローターの標準の厚みが２０.０ｍｍで限度が１８.０ｍｍとなっておりました。

全体の厚みを測定すると１８.４ｍｍですので、標準の厚みが２０.０ｍｍですから一度は
ディスクローターを研磨しているかと思われます。
ディスクローターの厚みが１８.４ｍｍありますので研磨は可能ですが、今回研磨すると
使用限度に達してしまい危ないかとも思われます。

使用限度に達していても工場によっては研磨すると聞いた事が有りますが、当店では安全
安心の為にも使用限度を超えて研磨しませんのでご了承ください。

ディスクローターの先端部分の錆びた部分を測定すると、時すでに使用限度以下になって
いますのでディスクローターの交換になります。
ブレーキディスクローターの錆びや振れと同時にパッドの段付き摩耗でブレーキジャダーが
発生する原因となります。

トータルの走行距離も１０万Ｋｍ以上走行していますので、キャリパーのダストブーツを
めくり、キャリパー内部及びピストンなどが錆び付いていないかを点検しているところです。
結果は全く錆が発生していなく良好で有りました。

交換する新品のディスクローターです。
錆が発生してから錆止め塗装をしてもあまり効果が無いので、新品部品の時に裏側も錆が
発生しないように錆止め塗装をしております。

ブレーキパッド新旧の部品です。
ブレーキパッドは使用限度に達していませんので、段付き摩耗部分を研磨して再使用する
予定でいましたが
作業の途中でお客様から電話連絡が入り、これからまだ長く乗りたいのでブレーキパッドも
同時交換する事になりました。

ブレーキディスクローター＆パッドを組み付けているところです。

左側のブレーキディスクローター＆パッド組み付け完了です。

次は右側のブレーキディスクローター＆パッドの交換を開始です。

ブレーキディスクローターやパッドの交換時には、キャリパーのスライドピンの動きなども
しっかりとした点検と状態によっては修理を行うと同時に
車検整備などでも点検と必要に応じて修理を行っていますので安心してお任せ下さい。

少々見えづらい画像ですが、キャリパーブラケットの錆を除去している途中です。

右側のブレーキディスクローター＆パッドを組み付けているところです。

右側のブレーキディスクローター＆パッド組み付け完了です。

ブレーキフルードの点検とタイヤを取り付けてから、画像にはないですがロードテストで
ブレーキディスクローターとパッドのアタリ付けと
再度ブレーキフルードの残量を確認して、トヨタ イスト ４ＷＤ（ＮＣＰ６５）ブレーキジャダーで
ブレーキディスクローター＆パッド交換の作業は完成しました。

以上になりますが
ブレーキディスクローター＆パッド交換の長い作業例を最後までご覧いただいてありがとう
ございました。