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施工例

アルト 車のヒーターが効かない

スズキ アルト HA25S ヒーターが効かない修理のご紹介です。
車の暖房中(ヒーター)足元から暖かい風が出なく寒いですと、ガラスが曇るなど
とっさの判断ミスや安全運転に支障きたす恐れがあるのはもちろんですので冬場の
寒い時期にヒーターが効かなくて快適な運転にお困りの方がおられましたら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

HA25Sの車両は水温計が装着されていませんので、故障診断を(スキャンテスター)を
つないで、エンジンを2500回転位まで上げて、エンジンを温めます。

エンジン水温85℃ですが、ヒーター吹き出し口の足元に手を入れての温度感覚では
出てくる風はぬるいとしか感じませんので、実際の温度を確認する為に
温度計で測定すると足元から出てくる温度は29.3℃でした。(助手席側は32℃でした)
診断の結果、故障原因はヒーターコアのつまりによるものと考えられます。

まずはエアクリーナーケースなどを外して、ヒーター出入り口ホースの温度の確認をすると
ヒーターから暖かい風が出てこない主原因は、ヒーターコアのつまりが確定しましたので
通常の修理ですとヒーターコア交換となるとところですが
高額な修理費用となりますので洗浄でどれだけつまりが改善するか分かりませんが、一度は
洗浄してみる価値はあると思われます。

エンジンが十二分に冷えてからエンラジエーターのドレンプラグ(コック)をゆるめて冷却水
(エンジンクーラント)を抜きとります。
抜きとったクーラントは再使用できませんので処分とさせていただきます。

ヒーターが効かない原因はヒーターコアのつまりですが、お客様からトータルの走行距離も
10万Kmをオーバーしましたのでサーモスタットの交換も依頼されましたので
ラジエーターアッパーホースやヒーターホースを外しましたので、ヒーターコア洗浄の前に
サーモスタットを交換しているところです。

スイオンセンサー付きサーモスタットの新旧部品です。(右側が新品部品です)
左側のサーモスタットケース内部に固着したクーラントの残留物が見えるかと思われます。

ヒーターホースを外してヒーターコアの洗浄を行っております。

ヒーターコアに水などを循環させて洗浄する場合には本来ならバケツなどを使うのですが
夏場の暑い時には常温水道水で大丈夫ですが
冬の寒い時期に作業をする場合は水道水が冷たいので鉄製の容器に水道水とクエン酸を
適量に混ぜゲル状化したスーパーロングライフクーラントが溶けやすい温度まで温めた
水道水をヒーターコアに循環させます。
画像からは分かりにくいですが下側にかすかにカセットコンロが見えるかと思われます。

画像はないですがヒーターコア内部やホースに残っているクエン酸の混合した水を冷たい
水道水でも大丈夫ですのできれいに洗い流したら
エアクリーナーケースなどを除きホース類を組み付けスーパーロングライフクーラントを
交換してヒーターコアやエンジンなどウォーターラインのエア抜きを行います。

スキャンテスターのデーターを見ながら電動ファンが回るまでエンジンを温めます。

エンジン水温が96℃に対してヒーターモーターファンで送風される温度を運転席側の
足元で測定すると63.8℃と温かいと言うよりは熱風状態でした。(結果は良好)
後はエンジンルームの取り外した全ての部品を組み付け冷却水漏れが無い事を確認して
スズキ アルト HA25S ヒーターが効かない修理は完成しました。

最後になりますがスーパーロングライフクーラントは10万Km走行毎に交換と言われて
おりますがお客様の使用環境にもよって異なりますので
全てではないですがお車の使用年月や使用環境をはじめ全体の走行距離などに応じて
車検費用を安く抑えるのも結構ですがちゃんと整備して
エンジンオイルやフィルターはもちろんですがクーラントなども同時交換されるとよいかと
故障修理などをしている時に思うこの頃です。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
TEL:076-222-8318
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