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施工例

VWポロ エアコンが効かない

VW 9Nポロ エアコンが全く効かないでコンプレッサー交換のご紹介です。
外気温が30℃越えの炎天下、車のエアコンが故障すると過酷な室内温度になり
車に乗れたものではなく、エンジンルームから聞こえてくるコンプレッサーからの
異音が聞こえなくなると同時に急に全く冷えなくなり、エアコン修理をするなら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

エアコンのマニホールドゲージをセットしてガス量を点検すると、ガス量は少ないですが
それなりにエアコンが冷える位ガスの量が入っておりました。

また、コンデンサーを冷却する電動ファンも回っておりませんでしたから故障診断と点検を
開始します。

最初にボンネットを開けてエアコンコンプレッサーを点検するとベルトや先端のプーリーは
回っていますが
肝心のエアコンコンプレッサー本体が回っていないのがエアコンの冷えない原因でした。

右フロントタイヤ及びサイドカバーを外しコンプレッサーの点検をするとコンプレッサーを
回すためのダンパークラッチの様子がおかしい状況でした。

さらに点検を進めていくとコンプレッサーに直結されている
ダンパークラッチとコンプレッサーシャフト先端のプレートが見事に切れていました。
一本掛けベルトが多くなったこのごろの車両に装着されているコンプレッサーはメーカーに
よって多少違いがありますが0%から100%まで連続的に
ガスの流れる量を変化させる事が出来るDL(ダンパー&リミッター)クラッチがついた
可変容量(ガスの吐出量を変えられる)コンプレッサーが装着され
オン&オフを必要とする断続機構をもった電気式マグネットクラッチがついておりません。

確認の為にコンプレッサーシャフトをスパナで回すとやはり回転が重たいです。

コンプレッサーシャフトを回すための完全に切れてしまったダンパークラッチプレートです。
ダンパークラッチはコンプレッサーに何らかの異常(コンプレッサーロック等)が起こると
ダンパーを遮断させてベルトや補器類などを保護する為の重要なパーツとなっております。

お客様と相談の結果はコンプレッサーアッセンブリをリビルト品と交換となりましたので
コンプレッサーを外す準備をしております。

コンプレッサーは完全にロックはしていなく、スパナでなんとか回せる状態でしたので
一部の配管を外して摩耗した金属の粉が浮遊していないか
確認するとやはりパイプなどに金属が付着しており、コンデンサーやドライヤーにまで
摩耗した金属の粉が廻り込んでいると考えられますので
コンデンサー交換でフロントバンパーやヘッドライトなどを外しているところです。

本来ならラジエーターホースを外してからコンデンサーやラジエーターアッセンブリーを
セットで外しての作業が基本なのですが
クーラント交換やウォータラインのエア抜きと言った作業が別途に必要になることから
少しでも修理費用を抑えるためにも、今回はバンパー廻りの
部品を外してからコンデンサーやラジエーターなどを前方に少し移動させての作業です。

ラジエーターに固定されているコンデンサーが外れたところです。

ドライヤー付きコンデンサー交換後に先に外したフロントバンパー部品を組み付けている
途中半ばです。

金属の粉等が付着したエアコンホースやパイプ類などは
基本的に交換するのがベストですが、今回はエアコンクリーナーで丹念に何回も洗浄して
再使用です。

リビルトコンプレッサーが入荷しました。新旧部品のコンプレッサーです。

エアコンサイクルの真空引きとガスを規定量の補充(充填)でコンプレッサーがかろやかに
回っております。
詳しく説明するのにもっと多くの画像をアップしたかったのですが、長くなるので省略した
事をご了承ください。

エアコンサイクルの圧力をマニホールドゲージで確認すると規定の圧力となりました。

エアコン吹き出し温度は6℃とすこぶる冷えるようになり
エアコンコンプレッサーやコンデンサー(ドライヤー付き)等の交換でフォルクワーゲン
ポロ(9NBJX)のエアコンが効かない故障修理は完成しました。

最後になりますが、長いエアコン修理例を最後までご覧いただいてありがとうございました。
ご覧いただいた方の何かの参考になれば幸いです。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
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