ワゴンＲ ４ＷＤ リアハブベアリング交換

後方からどのような異音が出ているかロードテストを行い確認するとハブベアリングからの
異音が確認できましたので
タイヤを外して大きな異音が聞こえる右側からハブベアリング交換の作業開始です。

最初にブレーキフルードを抜きとり
右側リアブレーキを分解してブレーキシューやホイールシリンダーを外します。

リアアクスルシャフトを外すとベアリングリースはみ出しオイルシールのリップは相当に
摩耗しておりました。

外れた右側のリアアクスルシャフトとブレーキバックプレートです。

グリース切れを起こしガラゴロと異音が出ていたハブベアリングです。
手で回してみるとベアリング自体が摩耗して異音とさらにいてガタガタになっていたから
ベアリング交換と進みます。

プレスを使ってアクスルシャフトからハブベアリングを抜きとると、バラバラに抜けた
ハブベアリングと右側の新品部品です。

アクスルシャフトにハブベアリング組み付け完了です。

ホーシングからはみ出したグリースやオイルを洗浄してリアハブのオイルシールの交換を
したところです。

外したブレーキシューやホイールシリンダーの組み付けが終わったところです。

左側のハブベアリングからも少し異音がしていましたのでベアリング交換と進みます。
左側のバブベアリングに交換履歴が有ればベアリングは大丈夫ですが交換履歴が無ければ
左右ほぼ同じだけベアリングは回っていますから
部品製造時に個体差はあっても同じような時期にベアリングが損傷するかと考えられます。

アクスルシャフトを外すと左側は右側に比べてダメージは少ないようでした。

左側ハブベアリングは右側よりもダメージは少ないが、やはり回すとベアリングから音が
出ていました。

シャフトからベアリングを抜くとやはりベアリングは壊れました。

アクスルシャフトにハブベアリング組み付け完了です。

左側も外したブレーキを組み付け完了です。

ホイールシリンダーを外しましたのでブレーキラインのフルードがほとんど抜けましたから
エア抜きとブレーキフルード交換をしております。

画像はないですがブレーキフルード（ブレーキオイルと言う方もおられます）交換後に
ホイール＆タイヤを付けてロードテストを行い
後方から異音が出ていないことを確認してスズキ ワゴンＲ ４ＷＤ ＭＣ２２Ｓ リアからの
異音修理でホイールハブベアリング交換は完成しました。

長いホイールハブベアリング交換の事例を最後までご覧いただいてありがとうございました。