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施工例

マグネットクラッチがロックでベルト切れ

スズキ スィフト マグネットクラッチがロックでベルト切れ修理のご紹介です。
気温が30℃越えの炎天下、車のエアコンが故障すると過酷な室内温度となり車に
乗れたものではなく、エンジンルームから聞こえてくるコンプレッサーからの
異音とともにベルト切れでマグネットクラッチやコンプレッサーを交換するなら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

ボンネットを開けるとコンプレッサーを回すベルトが切れて引っかかっておりました。

まずは車体をリフトアップして引っかかっているコンプレッサーベルトをエンジン右サイド
カバーから取り除きます。
外したコンプレッサーベルトの状態から、ベルト切れの原因は劣化などではなくそうとう
回転方向の張力がかかったが為に横方向にパックリと切れたと考えられます。

重症なエアコン故障に思われますが、フロントバンパーを外してエアコンの点検に進みます。

コンプレッサーとマグネットクラッチにベルトが滑った為に擦り切れたベルトが綿のように
貼りついています。

コンプレッサーの先端部分をエアブローしてベルト粉を除去してコンプレッサーの点検で
ベルトがかかっているプーリーを手で回すとロックして全く回りませんが
マグネットクラッチ先端のプレートを回すと案外と素直に違和感なく回るので、もしや
コンプレッサー本体は大丈夫かも?
そこでマグネットクラッチの抵抗値を測定するとお見事に内ショートしていました。

もちろんエアコンヒューズは切れていて、ヒューズが差し込まれているプラス側端子の
電圧を測定するとバッテリーと同じ(約12.5V)電圧がかかっていましたので
マグネットクラッチコイルのショートでヒューズが切れて他は大丈夫みたいなので次に
進みます。

コンプレッサー本体は大丈夫そうなので、マニホールドゲージを接続してエアコンガス量を
点検すると多少は減っているかもしれませんが
マグネットクラッチが正常だとコンプレッサーを回すのに必要なガスは残っておりました

コンプレッサーを外して点検するとやはりプーリーの軸となるベアリングの固着が原因で
マグネットクラッチからそうとうな熱が出てフィールドコイルを絶縁しているエナメルが
溶け出して絶縁不良を起こしショートしていましたが
さらに念を入れて点検すると、コンプレッサーシャフトも違和感なく回り、高圧や低圧の
エアコンガス出入り口もきれいでありました。

コンプレッサー本体は大丈夫でしたのでマグネットクラッチだけ交換しようと思いましたが
お客様に確認をとったところリビルトコンプレッサーに交換となりました。
入荷したリビルトコンプレッサーと外したコンプレッサーです。

エアコンベルトテンショナープーリーはロックしてはいませんが相当に色が変色しており
同時交換で入荷した新旧の部品です。

テンショナープーリーの組み付け完了です。

エアコンベルトとコンプレッサーをエンジンに取り付けして、エアコンサイクルの真空引き
しているところです。

エアコン電源回路は大丈夫でしたので真空引きの途中でエアコンヒューズの交換中です。
画像にはないですがコンプレッサーリレーも同時交換させていただきました。

エンジンをかけるとエアコンコンプレッサーは軽やかに回り、規定量エアコンガスを補充
しているところです。

エアコン吹き出し口温度は6.1℃とすこぶる冷えるようになり
一時は高額なエアコン修理代になるかと思われましたが、リビルトコンプレッサー交換で
スズキ スィフト(ZC31S)のエアコン修理は思ったより安く完成しました。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
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