ホンダ フィット ＧＥ６ 車検整備

車検と同時にお客様からエンジンオイル交換を依頼され、オイルを抜いているところですが
フィット ＧＥ６の車両ですと使用エンジンオイルは０Ｗ２０ですので
オイルの抜き始めは勢いよく抜け出るのですが、抜いているオイルは汚れと同時に硬くなり
ゆっくりとオイルが抜ける状態でした。

エンジンオイル交換とオイルフィルターを同時に交換で、フィルターを外したところです。
エンジン内部をクリーンに保つためにも
エンジンオイルは５０００Ｋｍ又は６ヵ月以内の交換をお勧めいたします。

一本掛けファンベルトはアイドリングでベルト鳴きなどの異音もなく、さらにヒビなどは
入っていなく良好でした。

エアエレメントもすこぶるきれいな状態でした。

車検入庫時にお車の状態を確認するために必ずロードテスト（試運転）を行い、ブレーキを
踏んだ時に違和感があり、ブレーキパッドを外して確認すると
パッドの摩材部分が表面硬化しており危険ですので、お客様に状況と確認の連絡です。

お客様から連絡が入り、ブレーキパッドの交換中です。

左側のブレーキパッドも右側と同じような状況になっておりました。
ブレーキキャリパーの錆び付きや引きずりでピストンが戻らなくなる原因でブレーキパッドが
高温になり、表面硬化する場合もありますが
他に色々と点検しましたが原因が見つかりませんので、今回はパッドの摩材部分自体に
原因があったのではないかと考えられます。

右側のブレーキパッドも交換中です。

リアドラムブレーキの点検では、ホイールシリンダーの錆び付きやオイル漏れなど全くなく
ブレーキのライニングも多く残っており良好でしたので
ブレーキ廻りの清掃とブレーキシューとバックプレートのアタリ面にグリースを塗っている
ところです。

ブレーキディスクに若干ですが錆が発生していましたので、サンドペーパーで軽く磨いて
ブレーキキャリパーを組み付け
車検後のブレーキ系統の保護のためにも、ブレーキフルードを交換しております。

ブレーキリザーバータンク内に規定のレベルまでブレーキフルードを補充してホンダ
フィット ＧＥ６の車検整備は完成しました。
今回の車検では、ブレーキフルードとフロントブレーキパッド以外に他の部分では修理や
部品交換の必要ももなく安心して安全に乗られるかと思われます。
ただ工場からのお願いですが
６ヵ月又は５０００Ｋｍ以内の定期的なエンジンオイル交換とオイル交換２回に１回の割合で
オイルフィルターも交換をしてほしいです。