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施工例

マツダ デミオ ヒーターが効かない

マツダ デミオ ヒーターが効かないで修理のご紹介です。
冬場の寒い時期に車のヒーター(暖房)が効かないと室内が寒くてつらいものです。
ヒーターの効かない原因の多くはサーモスタット不良でエンジン水温の低下や
ヒーターコアつまりなどがありますからヒーターが効かないで修理をするなら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

今までメーター内にあった水温計が水温ランプに変わり故障診断機をつながない限り簡単に
エンジン水温が何度になっているかがわからなくなりました。

故障診断の結果ヒーターが効かない原因はヒーターコアのつまりでしたので
冷却水の量や水漏れの点検と同時にラジエーターの冷却ファンが回るまでエンジンを暖機
しているところです。

ヒーターコントロールレバーを操作してマックスホットでなお風量を全開にします。

通常暖房の場合は温風を足元に送風しますが
今回は温度測定がしやすいように吹き出し口の操作レバーをVENT(ベント)側に切り替えて
温度を測定するとエンジンが完全暖機状態で
アイドリング状態では吹き出し口から出てくるはずの温風はなんと18.7℃でした。

エンジン回転を2000回転近くまで上げても30.7℃までしか上がらず
ロングライフクーラントのメンテナンス不良が原因かと思われ温水が流れるヒーターコアの
通路にロングライフクーラントがゲル状化状態となって詰まっているかと考えられます。

ゲル状化したロングライフクーラントがエンジンをはじめラジエーターや冷却系統の隅々まで
堆積しているかと思われますことから
ラジエーターのドレンボルトを緩めて可能な限りのロングライフクーラントを抜きます。

順番が逆になりましたがロングライフクーラント抜く前の
エンジンが暖かいときにヒーターホースを手で触ってヒーターコアに流れる温水の方向を
探しておきます。
熱いホースを無理に触ると火傷をする恐れがありますからくれぐれも注意が必要です。

ヒーターコアに流れる方向が分かりましたら洗浄用に市販品の延長ビニールホースを
接続します。

ご覧のように延長ビニールホースを車の先端まで引っ張っていきます。

洗浄溶液を缶の中に入れてヒーターコア洗浄開始です。
洗浄開始直後は洗浄溶液が画像のように少ししか流れませんでした。(重症かも)

さらに洗浄溶液を作り直して気合を入れて洗浄開始です。

ご覧のように勢いよく洗浄溶液が循環するようになりました。

外は雪が降り続いていますので工場のシャッターは開けられず閉めたままの状態での
作業です。
ヒーターコア内の洗浄溶液をヒーターコアからきれいに流しだすために何回も水をバケツで
汲んできて洗い流しましたのでそれなりに時間はかかりました。
通常は工場の外で水道ホースをつないだままにして洗浄溶液を洗い流しだします。

外したヒーターホースなどの部品を組付けて
デミオ DBA-DJ3FSの車両はスーパーロングライフクーラント(通称SLLC)使用車ですから
スーパーロングライフクーラントを充填してエンジンをはじめラジエーターやヒーターコアなど
ウォータラインのエア抜きをしている途中半ばです。

ヒーター&エアコンの操作レバーをVENT(ベント)側にマックスホットで風量は全開にして
吹き出し口温度の測定開始です。

温度計の画像は少し見えづらいですが表示している温度は
70.2℃と熱風のような風が出てくるようになりヒーターコアを交換することなく内部通路の
洗浄でマツダ デミオ(DBA DJ3FS)ヒーターが効かない修理は完成しました。

また、高年式の車に多く充填されているスーパーロングライフクーラント(通称SLLC)は
10万Kmメンテナンスフリーと言われておりますが
車種によって違いがありますがおおむね10万Km前後での交換が推奨されています。

しかしお車の使用環境によっては早期にSLLCがゲル状化してヒーターコアなどにつまりが
生じて冬場になってヒーターが効かないといった現象が現れてきますので車検から車検まで
乗りっぱなしではなく定期的なメンテナンス(点検)が必要かと思われます。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
TEL:076-222-8318
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