時々エンジン 不調

現象確認では全く現象が確認出来ず、また故障診断機（スキャンテスター）を使い
故障診断の結果はエラーコードは入力されておらず、電気系及びセンサー関係、燃料系と
さらにエンジンコンピューターを調べましたが、全く異常は無く原因を特定するのに大変苦労
しました。
時間はかかりましたが、時々エンジンがかからない原因が特定出来ました。
それは時々スパークプラグから火花が飛んでいない事でした。

時々スパークプラグから火花が飛ばない原因は、イグニッションコイルのアース線の
取付けボルトが緩んでいるのが原因でした。

イグニッションコイル左側アース線（左の茶色い線）を集合してアースしているボルトの
ゆるみででした。

ボルトの緩みでターミナルが接触不良を起こし黒ずんでいました。

取外した部品を全て組付け、アース線のボルトを確実取付け、エンジンを始動して見ると
抜群の掛り具合でした。
またアース線を外して始動して見たところ、やはりエンジンはかかりませんでした。

仕事を終え帰ろうとした時、ちょうど雪が降ってきたのでお客様の状況と同じ状況を再現する
為にもお車を工場の外に出して帰りました。

次の日、会社に来たらうまい具合に車の上にはしっかりと雪が積っており、お客様の
エンジンがかからなかった時と同じ状況が再現出来ました。
運転席のドアの雪だけどかし、ドアを開いたままの状態で車にも乗らずエンジンをかけると
抜群のかかり具合でした。
ダイハツ ムーブ Ｌ９００Ｓ 時々エンジンがかからない修理は完成です。