ジムニー ナックル修理

フロントタイヤを横方向にゆすると、キングピンベアリングの過大摩耗でフロントハブ
（ナックル）にガタが出たために、デフオイルがフロントハブに漏れだしてハブグリースと
混ざり合い、オイルと混ざり合ったグリースが外側に漏れだしてきたと思われます。

ブレーキキャリパー＆ローター及びオートハブを外したところです。

ＡＢＳ（アンチロックブレーキシステム）のホイールセンサーを外している途中ですが
錆び付きがひどく無理やりに外すと壊れてしまう部品ですが、外す途中で壊してしまうと
新品の部品設定は左右セットしかなく、左右セットで交換すると部品代金が高額となり
お客様に迷惑がかかりますので、時間はかかりましたが慎重に外しております。

フロントナックルが外れて内部を確認すると、やはりグリースとデフオイルが見事に
混ざり合っておりました。

外れたフロントナックルです。

グリースとデフオイルが混ざり合ったドライブシャフトと等速（ＣＶ）ジョイントです。

直進状態で走行中に、道路のつなぎ目などでバウンドした時に、ハンドルが振れるとか
場合によっては車体までがぶれる原因の多くは、フロントナックルのガタが故障原因です。
現車に付いていた錆び付いて摩耗したキングピンベアリングです。

新旧のキングピンベアリングですが、新品のベアリングにはグリースが塗ってありませんので
ベアリンググリースをたっぷりと塗っているところです。

フロントアクスルにキングピンベアリングの交換と、オイルシールの摩耗でデフオイル漏れの
原因になる
アクスルシャフトオイルシール（中央に見えるオイルシール）を交換しているところです。

ナックルとドライブシャフトをきれいに洗浄したところです。

ドライブシャフトから等速ジョイント（ＣＶジョイント）を外して、ジョイント内部まで特別ですが
きれいに洗浄しております。（通常はここまでしません）

ジョイント内部の隅々まで、グリースを塗り込んでおります。

さらにジョイント回りにたっぷりとグリースを塗っております。

フロントハブ＆ナックル一式を組み付けたところです。

外した部品を全てを組み付け、ＪＢ２３Ｗ スズキ ジムニーのハンドルがぶれる故障原因で
フロントナックルをオーバーホールして
キングピンベアリングやグリースを交換してハンドルぶれ修理は完成いたしました。

スズキ ジムニーに乗られているオーナー様で、 走行中ハンドルがぶれたり車体が左右に
ふらつくなどの原因の多くはフロントハブのガタが考えられます。
フロントナックルをオーバーホール（ＯＨ）＆キングピンベアリング交換で、ほとんどが解決
します。
また、ナックルのガタでオイルやグリースが漏れているから車検に通らないといわれた方も
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」に気軽にお問い合わせ
いただければ、決して損はさせません。

多少の電話代金等がかかりますが、電話代金以上のメリットがあると思われます。