ダットサントラック 車検

エンジン回りは車検の前に色々と整備をしましたので、車検の時は点検だけでオイル交換の
必要なく、交換部品はまったくありませんでした。

フロントブレーキパッドの残量はやや少なめですが、ブレーキパッドには金属製でできた
センサーが装着されていますので、摩耗限度に達するとセンサーより警告音が出ますので
警告音（センサーのビビリ音）が出たら交換する事にしました。

リアブレーキはホイールシリンダーからの油漏れや錆び付きも無く、ライニングも多く
残っていますので、ライニングとバックプレートの接触面などにグリースを塗っている
ところです。

右前から順番にブレーキフルードを交換していきます。

ステアリングリンケージ（センターロッド）のジョイントに大きくガタがありますので、
走行中にジョイントが外れると、ハンドルが操作不能となり大事故につながる危険性が
ありますので、お客様に確認の連絡をとり、交換する事にしました。

手前が交換する新品のセンターロッドです。
（ステアリング クロスロッドとも言われております）

スタビライザーとブッシュの隙間から向こう側が見える位にブッシュが摩耗して
いましたので、左右共にスタビライザーブッシュの交換です。
この状態にまでブッシュが摩耗していると、バウンドした時などには異音が出ている
可能性があると思われます。

ブッシュを新品に交換するとまったく隙間が無くなります。

フロントデフオイルは汚れなどがなく、規定量入っていましたので何も問題が
ありませんでした。

リアデフオイルは汚れも無くきれいでしたが、オイルが入りすぎているとエア抜き用の
ブリーザーからオイルがあふれるとか、デフサイドのオイルシールからオイルが漏れる
などの弊害がありますので、オイルが規定量になるまで抜いているところです。

トランスファーオイルは、きれいで量＆質的にもＯＫでした。

オートマミッションが変速不良や滑るなどのトラブルが発生して、リビルト品などに
交換すると何十万円と修理代がかかりますので、そうならないためにもオートマフルード
（ＡＴＦ）を交換しております。

ハンドル関係の部品、センターロッドを交換しましたので、フロントアライメントの
サイドスリップ（タイヤの横滑り量）を調整して、ダットサントラック（Ｄ２１）の
車検整備は完成しました。