ｅＫスポーツ 車検

エンジンオイルは車検の直前で交換されましたから、レベルゲージでオイルの状態を
点検していますがきれいな状態ですから、交換の必要はありませんでした。

ｅＫスポーツはターボ付きエンジン（３Ｇ８３）ですから、インタークーラーを外してさらに
ダイレクトイグニッションコイルを外して、シリンダーヘッド（タペット）カバーパッキンより
プラグホールにオイル漏れがしていないかを点検しております。

１０万ｋｍ対応のメンテナンスフリーのプラグが装着されていますが、電極の燃焼状態は
良好でありました。

３Ｇ８３エンジンは一本掛けベルトですが、ヒビが入っていますのでベルト切れによる
エンジンのオーバーヒートやバッテリー上がりなどの、トラブルを未然に防止する為にも
車検と同時に交換させていただきます。

一本掛けベルトを交換させていただきました。
なお、使用過程でベルトが伸びたら、オートテンショナーで自動的に張り具合を調整して
おります。

ｅＫスポーツのターボ付きエンジン（３Ｇ８３）には、エキゾーストフロントパイプに振動を軽減
するフレキシブルパイプ（通称名はジャバラです）が付いております。フレキシブルパイプ
部分から排気ガスが漏れていたら、修理が不可能で車検には通りませんから、交換させて
いただきます。

新旧のエキゾーストフロントパイプです。

フロントブレーキはパッドの残量も多く、キャリパーの錆の発生やオイル漏れもなく良好で
ありました。

フロンブレーキキャリパーは錆などの発生がしていませんでしたが、リアドラムブレーキの
ホイールシリンダーはお見事に錆びており、シリンダーの内面に傷がついていましたから
オーバーホールは出来ずアッセンブリの交換となります。

ホールシリンダー交換の詳細はこちらからご覧ください。

ホイールシリンダーを左右アッセンブリで新品部品に交換させていただき、ブレーキシューを
組み付けたところです。

ブレーキフルードを未交換で使用を続けますと、空気中の湿気などがブレーキフルードに
吸収され、ブレーキキャリパーやホイールシリンダーなどの部品に錆を発生させる原因と
なりますので、錆びから守る為にもブレーキフルードを交換させていただいております。

ブレーキフルード交換でリザーバータンクやブレーキラインがきれいになり、安心してお車に
乗られるかと思われます。

お車を長く乗られる為にお客様のご要望で、下廻りを錆びから保護するのに高圧洗浄機で
下廻りの洗浄＆錆の除去と、充分に乾燥してからシャーシブラック塗装をおこなって、三菱
ｅＫスポーツの車検整備は完成しました。