ＢＭＷ パワステオイル漏れ 修理

エアクリーナーインテークダクトを外して、パワステポンプのオイル漏れ修理を開始する
ところです。

ファンベルト＆パワステポンププーリーが外れたところですが
ポンプから漏れ出たオイルが落下してパワステギアボックスが随分と黒くなっておりオイル
漏れの原因はパワステポンプの中央部分のつなぎ目からでした。
ポンプ中央部分からパワステオイルが漏れていた場合は、中央部分に組みこまれている
オーリングの経年劣化が原因と考えられますので、オーリングやオイルシールの部品設定が
あればオーバーホールで修理は可能ですが、単品部品での部品設定がありませんので
ポンプのアッセンブリ交換になりますから、お客様に事情を説明してパワステポンプを
アッセンブリで交換させていただく事にいたしました。

パワステポンプを外す為にホースやパイプを切り離しますが、ダイレクトにホースを切り
離すと、ポンプやタンクに残っていたオイルがパワステギアボックスに落下して後処理が
大変ですから、一時的なオイルの受け皿を作ってオイルを抜いているところです。

パワステポンプが外れて奥に見えるのが、ウォーターポンプです。

パワステポンプの新旧の部品です。
パワステポンプのオイル漏れ等で補修部品（オイルシールやオーリング等）が手に入れば
オーバーホールも可能かと思われますが、しかし
補修部品設定の有無を問い合わせた結果、アッセンブリしか部品供給がありませんから
お客様に連絡をとり、アッセンブリ交換となりました。
補修部品をご存じの方がおられましたら、ご一報いただければ幸いです。

新品部品のパワステポンプに交換したところです。

パワステポンププーリー＆ファンベルトを組み付けたところです。

パワステリザーバータンクにオイル（通常はパワステフルードと言っています）を注入する
ところですが、３シリーズ（Ｅ９２）に使用するパワステフルードはＡＴＦ（オートマフルード）を
使用いたします。

オイル缶に書いてある説明書きに従って、純正ＡＴＦをリザーバータンクに補充している
ところです。

エンジンをアイドリング回転の状態でハンドルを左右に繰り返し操作して、パワステラインの
エア抜きをおこない、パワステフルード（パワステオイル）を規定量まで補充して３シリーズ
（Ｅ９２）パワステオイル漏れ修理で、パワステポンプ交換は完成しました。

パワステが故障するとハンドルを回すのに大きな力（チカラ 操舵力）が必要で時と場合に
よっては大きな事故につながる場合も想定されますので
故障修理に関してはメールでのお問い合わせも可能ですがメールでのお問い合わせは
場合によっては返信に時間がかかることもありますので
緊急を必要とする場合は下記電話まで直接ご連絡頂ければ幸いです。