ゴルフヒーター 修理

現象確認でロードテストの結果ではヒーターをオフ（作動しない状態）で道路をどれだけ
走行しても車両の水温計でエンジン水温は７０℃以上に上がりませんでした。
画像はないですが故障診断機（スキャンテスター）のエンジン水温は６５℃でした。

一度エンジンを冷やしてからサーモスタットの開き始める温度の測定では５０℃から開き
始めていましたのでサーモスタットの密着不良が考えられ、サーモスタットの交換です。
ＶＷゴルフ�Wの２ℓエンジン（ＡＺＪ）のサーモスタットはエンジンの白四角く囲んだ部分に
取り付けられています。

サーモスタット下側のボルトが回しにくい場合はオルタネーター（ダイナモ）を外すと簡単に
ボルトを回すことが可能です。

ラジエーターのロアーホース＆サーモスタットケースを外してケースの変形などを点検して
いるところです。

サーモスタットケースが外れてサーモスタットを点検するとバルブが開いているかと
思われましたがそうではありませんでした。

サーモスタットがシリンダーブロックから外れたところです。

実際にエンジンに装着されていたサーモスタット＆パッキンです。

サーモスタット＆パッキンとロアーホースの組み付け完了です。

ラジエーターサブタンクからロングライフクーラント（ＬＬＣ）を補充するところです。

規定量のロングライフクーラント（ＬＬＣ）を補充してからエンジンをかけながらエンジンや
ラジエーター＆ヒーター回りのエア抜きを行っているところです。

サーモスタット交換でエンジン水温は９０℃まで上昇してヒーターから熱風に近い熱い風が
出てくるようになり作業中の外はとても寒い日でしたが
室内は常夏のような温かさになりＶＷゴルフ�W（１ＪＡＺＪ）ヒーターが効かない修理は
完成しました。