ｅＫワゴン ブレーキ修理

左側のブレーキキャリパーが引きずり、ローターが随分と焼けて色が変わっております。
ブレーキの摩擦熱でブレーキフルードが高温になった場合、フルードが沸騰と同時に気泡が
発生します。
さらに、ブレーキラインがベーパーロックを起こし、ブレーキペダルがスポンジ状態になり
ブレーキが効かなく、衝突するおそれが有りますので大変に危険です。
ブレーキに限らず、車の異変に気がついたら早めの修理をお勧めいたします。

左側のブレーキパッドです。
摩材部分が熱で焼けてスカスカ状態になっており、とても危険です。

ブレーキキャリパーを分解すると、ピストンまでもが見事に錆び付いております。

ピストンの錆び付きでメッキがはがれ、再使用できなくなった使用済みピストンと新品の
ピストンです。

キャリパー内部清掃をしているところです。
一度錆が出たキャリパーはきれいに錆を除去しないで残っていると、すぐに錆が出ますので
ここは念入りに磨きあげる作業になります。

キャリパー組み付け完成です。

右側のキャリパーですが左側よりもひどくはないですが、それなりに錆び付いておりました。

右側のキャリパーもオーバーホール＆ピストン交換で組み付け完成です。

左右ブレーキローター清掃とパッド交換が終わり、ブレーキラインのエア抜き＆フルードを
交換しているところです。

最後までご覧 頂いてありがとうございました。
キャリパーオーバーホールに必要なシールキット、ブレーキパッド＆ピストンと交換した
部品の一式です。
以上になりますが、走行が１５万Ｋｍオーバーと頑張って走ってくれた三菱ｅKワゴン
H８１Wのブレーキ引きずり修理のご紹介でした。