車のエアコン暖房 温風が出ない

故障診断の結果、暖房と冷房を切り替えるエアミックスドアのバルブが破損して冷房側に
固着されておりました。

グローブボックスと小物入れやカバーなどを外して
エアミックスドア切り替えバルブとシャフトをつないでいるリンクを接着剤で直ればと思い
甘い考えで瞬間接着剤にて接着してみましたが無駄な努力でした。
修理見積後にヒーター＆エアコンユニットを外す準備を行います。

運転席及び助手席エアバック、電動パワステモーターアッセンブリ＆コントロールユニット
オートエアコンコントロールユニット及びその他の部品をはじめ
ダッシュ一式（インストルメントパネル）を外しヒーター＆エアコンユニットアッセンブリが外れた
ところです。

外れたヒーター＆エアコンユニットアッセンブリです。

外れたヒーター＆エアコンユニットを点検すると、想定外のヒーター切り替えバルブより
冷却水漏れを発見しました。
ヒーター切り替えバルブを交換せずに組み付けると、後日再度冷却水漏れ修理で同じような
作業をする必要がりますので
再度見積りを行い、お客様に確認の連絡をとったら同時に交換して下さいとの事で追加で
部品を発注させていただきました。

ヒーター＆エアコンユニットを分解したところ○印部分のシャフトが折れております。

新旧のエアミックスドアバルブの部品です。

ケースにエアミックスドアバルブを組み付けてヒーターコア＆切り替えバルブの部品待ちを
しております。

待ちに待った部品（右側）のヒーターコア＆切り替えバルブの新旧部品です。

ヒーター＆エアコンユニットアッセンブリの組み付け完成です。

ヒーター＆エアコンユニットアッセンブリから始まり外した部品全ての組み付け完成です。
組み付け完成後にロングライフクーラントを補充して、エンジンやラジエータ、ヒーターに
いたるまでウォーターラインのエア抜きを行っているところです。
ウォーターラインのエア抜きが終わったら画像にはないですがエアコンガスの補充です。

暖房の吹き出す温度を測定すると７１.７℃と
温かい以上の高温の風が吹き出してくるようになり、これで寒い冬の時期も室内はあったか
暖房＆除湿で快適に運転が出来るようになりました。

冬などの寒い時期にヒーターから暖かい風（温風）が出なくてお困りの方がおられましたら
気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
また、メールでお問い合わせていただいても大丈夫ですが、お急ぎの場合は直接電話で
お問い合わせいただいたほうが早いかと思われます。

以上になりますが、最後までご覧いただいてありがとうございました。
平成１６年式 日産キューブ（ＢＧＺ１１）オートエアコン暖房修理のご紹介でした。