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車検と予防整備

車検とは

車の「車検」とは なんでしょう ? 「車検」の意味は ?
意外と多くの方が勘違い、あるいは誤解されていると思われます。
車検は、簡単に言いますと、国が決めた基準「保安基準」に適合せているかどうかの「検査」のことで、
正式には継続的に検査をするので、「継続検査」といいます。
検査機器で検査中です。

今から検査サインに入ります。次のテスターに向かって通過中です。ブレーキなどの検査完了しました。



【車検の検査と合格】

車検証と車が同じであるか、安全性が確保されているか、公害及び騒音の防止など、国の決めた基準に適合しているかどうかの検査で、検査の時点で適合していれば、合格です。
あくまで検査であり、不良個所の発見、修理したりする事とは別物です。
その後の快適性や安全性を保証するものではありません。
次の日、故障して動かなくなっても、検査に合格したのには間違いありません。
検査に合格して、車検証の更新手続きを完了して、はじめて公道を走る事ができます。

危ない・車検の話

ほんの少しだけの、自己紹介です。
実は私、今の会社を始めるまでは、民間車検工場で、検査員をしておりましたが、
個人的な事情で会社を辞め、自分で開業しました。
以上です



私が、陸運局で車検の検査待ちをしている時の話です。
検査員の試験に同期合格した仲間の一人が、民間車検工場で検査員をしていましたがなぜか辞めて、自宅を事務所として、個人で車検代行業をはじめました。
私が検査待ちで待っている時の会話ですが、(いかにも整備していなそうな車を見た時)持込み検査で、ライン通しのプロは少しくらい壊れていても、テクニック&裏技で検査に合格させなければ行かん、と自慢げに話しており、昔と随分と考え方が変わったなと思いながら話をしていました。


その話の内容とは
まず、お客様の車を預かったら、書類を作成して検査ラインに直行、そして検査、検査の結果不合格、検査官に指摘され、不合格になった個所を修理して再度検査(修理というかごまかしと言った感じで)で合格したら納車をしていました。
たとえば、マフラの穴あきを指摘されたら、マフラ・パテで穴埋め。エンジンオイル漏れを指摘されたら、ライン直前でパーツクリーナーを使い洗浄、その場限りといった感じでした。
また、これは別の人の話ですが、一日何回再検査しても、検査手数料が同じだからと言いながら何回も順番待ち、検査場は順番待ちで長い行列、その後に検査できる回数は一日3回までとなり、3回目の検査で不合格だと翌日の検査となりました。
私が思うには、車検を受けて自分で整備できる人とか、直ぐに代替えする予定が有るのなら ? まだ話が分からなくもないが、これから次の車検まで乗ろうと考えている方は、車検という検査に合格しても、何の意味が有るのでしょう ?
当店では、10年・10万km、安全は勿論、安心して快適にお車を使用される為にも、車検・定期点検そして必要に応じた整備に取り組んでおります。


車検と予防整備

予防整備についてお話させていただきます。私としては、検査に合格させることは、簡単です。
たとえ検査に合格した車でも、使用状況で大きく違いますが、消耗品などの自然摩耗、経年損耗、経年劣化などで、定期的なメンテナスが必要不可欠であり、そして必要に応じた整備をお勧めします。怠った場合確実に車は故障します。この様な見積りをもらったらどうしますか ?


ドライブシャフトのブーツがひび割れて切れそうです。
現在、ブーツは切れていないので、車検には確実に通りますが、今後のためにも交換しますか ?

ブーツ交換をお勧めします。



左が新品で、右側が付いていたプラグです。
ずいぶんと摩耗しております、交換しなくても車検は通りますが、今後、エンジンの調子が悪くなる恐れがあるので、交換しますか ?

プラグ交換をお勧めします。




ハンドル廻りの部品で、タイロッドエンドです。
ダストブーツから、少しグリースがはみ出している状態で、車検には大丈夫だと思われますが、安全のために、交換しますか ?

安全のためにも交換してください。



ここまでブーツが破れ、グリースがはみ出していたら
車検は不合格で、交換するしかないですね。


恐怖を感じた整備

私が、実際に経験したとんでもない修理です。
平成15年の夏の頃だと思います。たしか暑い日だったと記憶しております。
その頃は、GMとかフォード車を良く修理していました。
ある日、中古車販売店の方が、前の方から何か変な音がするので見てほしいと、フォードの並行輸入車でRV系の車を持ってこられました。

車検証で初年度、登録年月日を確認、平成12年の初年度登録で、シリアルナンバーで確認したところ、1996年の製造で、一回目の車検を受けて間もない車でした。

工場の駐車場から道路に出て、異音を確認するのにロードテストです、多少異音がしていて、何の音か考えていた矢先で、150m位走行した時に起きた出来事です。
道路は右にカーブしていたので、ハンドルを右に切った瞬間いきなり、とんでもない音(バゴンと言う音)と同時にハンドルがいきなりきかなくなり、目の前の田んぼに落ちそうになり、急ブレーキを踏みました。

車は並行車で左ハンドル、車から降りて見てみると、確か右にハンドルを切ったはずなのに、左のタイヤがなんと右ではなく、左へ全開に切れているでは、なぜか分からないですが、左タイロッドエンドが抜けました。
調べてみると、タイロッドエンドのボールジョイント部の過大な摩耗が原因で、ボールジョイントをタイロッドエンドに合わせ、ハンマで軽く叩いたら簡単にはまり、工場まで帰ってくることが出来ました。
工場でタイロッドエンドを点検すると、とんでもないがたが有り、外れて当然かなと思いました。

後日、新品のタイロッドエンドをアッセンブリで交換して、完成です。
スピードが出ていなくて、なんとか大惨事には至らなくて助かりましたが、もし、スピードが出ていたら大変だったと思われます。
高速道路だったら、終わっていたかも ?

最後まで読んで頂き有難うございました。

オートサービスワカミヤ
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