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施工例

車のエアコンが冷えない

スズキ ワゴンRスティングレー(MH22S)エアコン修理のご紹介です。
スフルオートエアコン装着車で外気温が30℃を超えても通常だと冷風が
出てくるはずなのに逆に温風が出てきて室内が蒸し風呂状態となりエアコンが
冷えない・効かないでコンプレッサーのマグネットクラッチを修理をするなら
石川県金沢市の安心・安全 車検専門店「オートサービスワカミヤ」にお任せ下さい。

最初にエアコンコンプレッサーが回っているかを確認すると
ベルトは回っていましたがマグネットクラッチ先端のクラッチプレートは残念ながら回って
おりませんでした。

車両のエアコンパネルで現在の温度が何度あるかを調べると外気温度は34℃でした。

それに対してエアコン吹き出し口の温度を測定すると43.4℃ですから熱いはずです。

エアコンコンプレッサーを駆動する為のリレーはエンジンルーム内のヒューズボックスに
入っていますので
リレーを外してマグネットクラッチ駆動用電圧を調べているところですがしっかりと12ボルトの
電圧がかかっていますので駆動用の電圧はOKです。

マグネットクラッチ駆動用電圧はOKでしたので
次はリレーからマグネットクラッチまでの配線の断線などを調べましたがしっかりと導通が
ありますのでともに良好でありました。

さらにコンプレッサーリレーを作動させる為のリクエスト電圧を調べると12ボルトの電圧が
かかっていますのでリクエスト電圧はOKです。

コンプレッサーリレーを作動させる為のリクエスト電圧がかかっていてもアース回路が断線
しているとリレーが作動しませんので
アース回路の断線などを調べましたが、導通がありますのでともに良好でした。

コンプレッサーの回らない原因はマグネットクラッチ自体の故障が考えられますが電圧は
測定しましたが流れる電流は測定していませんので
ショートコネクタを製作してリレー端子間で回路をバイパスさせて電流を測定すると良好で
マグネットクラッチが故障していることが判明しました。

☆お願いです☆
ショートコネクタなどを使って端子間を直結する場合
カプラ端子位置を間違えてヒューズが切れたらヒューズ交換をすれば良いですが
最悪にも車両火災になった場合は取り返しがつかなくなりますので電気に詳しくない方は
決して真似をしないで下さい。

マグネットクラッチプーリーとクラッチプレートが使用過程で摩耗した為に
クリアランス(隙間)が1,08mmと広くなっていましたので電磁コイルに電気が流れても
隙間が多くてクラッチプレートが引き寄せられない状態になっておりました。

プーリーとディスクプレートのクリアランス(隙間)が1,08mmと広くなっていましたので
状態を確認する為にマグネットクラッチのディスクプレートを外したところ段付き摩耗を
しておりました。

マグネットクラッチのディスクプレートを外して、プーリー側の摩耗状態も確認すると段付き
摩耗をしておりました。
本来ならマグネットクラッチをアッセンブリで交換するところですが、ディスクプレートや
プーリーが過大摩耗していますので、コンプレッサー自体もかなり摩耗している可能性が
有りますので、マグネットクラッチを交換した直後にコンプレッサー本体が故障すると
せっかく交換した新品のマグネットクラッチが無駄になりますので
今回はプーリーとディスクプレートのクリアランス(隙間)調整をすることにしました。

段付き摩耗した状態のままですが、パーツクリーナーできれいに洗浄&清掃してから
シムの厚みを調整して、クラッチプレートと
プーリーのクリアランス(隙間)が0.5mmになるように調整しました。

エンジンがかかると同時に、マグネットクラッチプレートが(パチン)と勢いよく吸引されて
エアコンコンプレッサーがかろやかに回りはじめました。
何度もエアコンスイッチでエアコンのオン&オフを繰り返しましたが、マグネットクラッチの
異音やすべりなどもなく、結果はバッチリOKでした。

炎天下37℃(外気温)のなかで、エアコン吹き出し口の温度やシステムの作動を確認
するところです。

炎天下37℃(外気温)のなか、エアコンの吹き出し口温度が10℃まで下がった事を確認
しながら、試験走行を何度かおこないましたが、誠に快適そのものでしたので、今度冷えなく
なったら、コンプレッサーアッセンブリをリビルト品に交換しますとの事で、今回は部品代金
などがまったくかからず、とても安い金額でワゴンRスティングレー(MH22S)のオート
エアコン修理は完成いたしました。
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ワゴンRコンプレッサーマグネットクラッチ修理もこちらからご覧下さい

例えどんな修理や整備にしても、部品交換をしないと直らない場合には、そく新品部品に
交換ではなく、状況によってはリサイクルパーツなどを考慮しながら、部品交換させて
いただいておりますが、
お客様のニーズや予算などに合わせて、やみくもに部品交換をするのではなく、
例えば、今回修理したワゴンRのエアコン修理ように、部品交換をせずに修理する事も
当店では数多くおこなっておりますので、
このページを最後までご覧になった方で、修理や整備、そして車検などでお困りの方が
おられましたら気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
最後まで読んでいただいて、有難うございました。

オートサービスワカミヤ
〒920-0054 石川県金沢市若宮1-95
TEL:076-222-8318
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